明日香の昼下がり

談山神社から石舞台まではハイキングコースで、およそ5キロの下り坂。
どうやら途中で道を間違えたようで。舗装道路は工事中だったのでした。
通常止めの看板が出ていたけど、今更引き返せなくて横からすり抜け。
で。途中で。下から登ってきた京都ナンバーの車とすれ違ったんだけど。
その車、そのまま戻って来なかったんですよね。どうしたんだろう。
あの看板、人は脇からすり抜けられるけど、車は絶対に無理です。こわっ
それとも私が幻覚でもみたんだろうか(笑)
まいいや。あーやっと着いた着いたー
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石舞台古墳の周りは綺麗に整備された公園になってました。
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うまこの墓。50年前は、天井石だけが田んぼの中からはみ出していたらしい。
初めて見た印象は 「これかー」(笑)、だ、だって。なんかオブジェのようで。
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そうなのよね~最初は。
暗くなってから、もう一度ここを通り過ぎて。うまこは見えなかったけど。
ゆるいカーブに見覚えが。もしかして、石舞台古墳のところ?ですか?
さっきから何時間もたっていないのに。急にうまこがなつかしくなり、
同じ場所なのに違って見えるというか。さっきまでの私と違うみたいで(笑)
自転車で下りたときの風の感触と、ゆるいカーブの感触、今も忘れない。
最初のに戻れたら。同じ場面をぐるぐる繰り返しているだけでいいのにな。
人生はゲームじゃないのでリセット出来ませんて。はーい。


で。ちょっと時間さかのぼり。
そのものズバリな(笑)、知っていたけど。こんなに早く来られるなんて。
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川原寺の。ここは寺と微妙に違う(めんどうだから説明なし)
斉明天皇のを祀る川原寺と。彼女に祟ったらしい。でもなんか眉つ(ピー)
入鹿と、ひいては太子を祀る橘寺。(by 「隠された十字架」 )
ここへ来てみたいと思った元々の興味はそこだったのだ。そうえいば。
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とくいの跡地(笑)、もと川原宮跡。川原寺跡。
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で。川原寺と橘寺が向かい合ってて。川原の前に橘がどーん。
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あと。下の。写真だとハッキリ見えないけど。「飛ぶ鳥の飛鳥」 の原風景。
バス停辺りから東に見える山。龍王山・三輪山・巻向山。この三つの山が。
まるで大きな鳥が羽根を広げて飛び立とうとしているように見えたからだと。
「ここから見える山の眺めは万葉の頃と変わっていないのですよ。」
と、お寺の人が話してくれました。いや本当、実際に見るとすごい迫力なのよ~
「万葉」 という言葉が自然に出てくるのも凄いと思った(笑)
寺宝そっちのけで四方を指さして 「あの山なんですか?」 って
いちいち聞く私に珍しいものでも見るような目を向けていたっけな。
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明日香には風がよく似合う。自転車のせいだけじゃなく。風を感じる。
風が盆地を通りすぎる寂しさ。「帰り来ぬ風」
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橘寺の門前まで遡ってしまった。
by elsur147 | 2009-11-18 01:01 | climatnara | Comments(0)

み雪ふる 越のしらやま 行き過ぎて いづれの日にか わが里を見む


by estrella
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