arsenal seveile

「あるいは裏切りという名の犬」(余談しまくり)

ダニエル・オートィユの渋いこと。黒い革ジャンで煙草の煙をくゆらせる。男の色気むんむん。そしてとっても愛妻家。そこが、人物に深みが出てよかったと思います。さいごは復讐の鬼となり、果てはスパイか賞金稼ぎか、という暗黒街の選択もありだったのかも。けど、“待って待って、遺された娘のことを考えて~”って祈って見てたら、その通りになって本当によかったです(笑)

c0051781_1124887.jpg
ふと笑ってしまったのは、彼の宿敵ジェラール・ドパルデューの(彼女を獲られた恨み)の呆れる責任転嫁。まるで自分の思考パターンを見せつけられたようで居心地が悪かったです(笑)上司が殺されたのも、オートュイユの妻が殺されたのも、突きつめれば、おまえがオレの女を獲ったからだという~。だったら生まれてきたのが間違いだ、まで遡れば?と言いたくもなりますが(笑)、上司の国葬で何年ぶりかで会った彼女を見る目が切なかったです。彼がいつまでも昔の彼女を忘れられないから、彼の妻も満たされない寂しそうな顔をしてまして、はぁ(溜息)

c0051781_1484.jpg
なごみの3ショット。内容が内容なので、こういう画像を見るとほっとするんですよね。オートィユの足につい注目(笑)。そうそう、もう一人、会えてうれしかったアンドレ・デュソリエ(ダンディ♪)古くは 「赤ちゃんに乾杯」 あたしは 「愛を弾く女」 がとても好きでした。彼と一緒なら幸せになれるのに、屈折した性格のオートィユに惹かれるエマニュエル・ベアールの女心がわかりすぎて。相反するものの、どちらか一方を選べだなんて無理ですよね。両方欲しい(笑)、「アメリ」 のナレーションも彼でした。さて、ここでは、権力に屈した彼が歯がみをしながら、花道街道を行くドパルデューに吐きすてる台詞がすごかったです。「おまえのような男は頭を撃たれて死ぬ、駐車場で。」


で、どうしてファミリー映画かというと、監督と監督の奥さんと、ダニエル・オートゥイユの娘が(ということはエマの娘?)彼の娘役で出ていたから(笑)。究極のファミリー映画といえばカサヴェテスを思い出しますが、「カンフーマスター」 も負けてなかったです。監督がアニエス・ヴァルダで、その息子がシャルロット・ゲンスブールのBF役。ジェーン・バーキンと母娘役で。ついでにバーキンの両親と、そのついでにロンドンの実家まで使い、と(笑)、話もとい 「悲しみよこんにちは」 でジーン・セバーグの使い走りだった(笑)ミレーヌ・ドモンジョが、慈悲深い老マダムになっていい味を出していました。ドンパチも派手で楽しい正統派フィルムノワール、というより、ハードボイルドです。オープニングと音の使い方に 「ニキータ」 と 「レオン」 の香りがしましたよ。事実を元に作ったそうですが、元というより立派に暴露・・・(汗)

c0051781_12287.jpg
とても警視庁長官候補とその部下に見えない。やさぐれドパルデューに、部下はどう見てもごろつき(笑)上司を見限るハンサムウーマンが監督の奥さん。

あ、そーだ。ロシツキとホイトとアデバイヨールで 「赤ちゃんに乾杯」 はどうですか?(笑)
by elsur147 | 2007-06-06 01:28 | cinema | Comments(0)
<< ザ・シューター 極大射程 お先に失礼!レブルー♪ >>



miyukihuru koshinoshirayama yukisugite izurenohinika waga sato wo mimu.
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31