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「キス・オブ・ライフ」

悲劇の発端は、妻のバースデイに家に帰れなくなった夫からの電話に、妻がキレて口論になったからでしょ。それで心神喪失状態になったところを事故に遭ってしまって。でも仕事なんだから…。でも夫だって、自分が不在がちでいつも異国で淋しい思いをしている妻の気持ちを察してあげていたら…。電話で仲直りできていたら悲劇は起こらなかったのに…。 
 
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お話は、そんな後悔でいっぱいの 「たられば」 ではなく、母の事故死を、残された姉弟と祖父が受け入れるまでを、母は思い残したことを家族に伝えて天国に行くまでを、さりげない演出の積み重ねで描いてます。 
 
夫がボスニアから帰国する道中、妻の異変を無意識のうちに感じたのは神秘の力。 ボスニアの大地で、故郷の遠さを実感しながら、現地の情勢に憤りと悲しみを募らせる・・・。感情を抑えたピーター・ミュランの演技が素晴らしかったです。そのせいか、どことなくケンローチの気配も感じました。 
 
この映画を観に行く日に、上司が 「どんな映画?」 と聞いたので、あらすじを説明したら、「夫が平和運動で不在?家庭の平和も守れないのに?」 と言ったんですよね。その言葉に引っかかって 「観てもいないクセに何言うのよ、プン」 と、内心フンガイした私でしたが、もしかしたら、夫も電話で口論したあと、自分をそんな風に思って、急遽ロンドンに戻る決心をしたのかも知れないと思いました。

言い合いになって喧嘩するのは良いんです。言わなきゃ何も伝わらないから。でも、できるだけ早く仲直りしましょ。喧嘩したままこの世の別れになっちゃったら、後悔してもしきれない。
by elsur147 | 2005-01-15 00:30 | cinema | Comments(0)
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