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千年先に、いのちを繋ぐ 鬼に訊け

千年もの耐用年数。今更ながら改めて。
(明治以降の建築は50年だとか)
意外にも薬師寺に行きたくなったり(単純)
木がよりそっているように見える東塔。
東塔の実測からはじまった金堂の再建。
このツーショットを、改めて見たい。7年後?

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ものすごい良かった。初めて知ったエピソードもたくさん。オープニングは1990年、西岡常一棟梁82歳、弟子にダメ出しする場面から(@薬師寺木工作業所)。明治41年奈良県に生まれ、と、ナレーションを聞いただけで、西岡棟梁の奈良言葉が聞こえただけでウルウル。柔和な顔立ちでいて、鬼、なんですね。建築にかける揺るぎない信念は、心のふるさと、法隆寺に於いては戦いでもあったとか。西塔の再建に、薬師寺からの要請ではく、個人的な思いで再建された西塔に、どのような願いをこめられたのだろうか。



ロビーに掲示されていました。設計図や測量メモなど。
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私には未知の世界ですが、シャープペンやロットリングや定規、
製図用品が好きで、仕事で使っています。
いえ、それは別として。差し金だったかな?
あれでルートの計算まで出来るとは知りませんでした。
というか、当て方で分かる仕組み。あの単純な形で。
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なるほど、と感じ入り、棟梁の言葉の行間も読みとりたく、思ったこと。
法隆寺は大陸文化に対抗して造られており(ゆえに壮大で立派だと)
薬師寺は天武天皇の志を継ぐ信仰的なものである、と。

作務衣の下、ネクタイを締めているのがいいなと思った。
仕事に対する真摯な姿勢のあらわれ。礼儀でもあると思う。
もちろん、それがすべてとは言わないけれど。ネクタイは好き。
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「不東」
三蔵法師が教典を求めてインドへ旅をしたときに誓ったこと。
志、全うするまで唐へは戻らない。東とは唐のこと。
そして、西岡常一棟梁の言葉。
“ なにかあったら棟梁が腹を切るから
恐れずに思い切って仕事をして欲しい。”
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恐れるな、私が側にいる。
聖書にある、神の言葉、そのものではないですか。
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宮大工のはじめの一歩は農業から、ということから
材木ではなく、山を、山を育てた土地を見る、ということから。
畑は違っても。それぞれに働く場所や与えられた役割があり、
うちは棟梁ではないですけれど(おそれおおすぎてすいません)
事務方なりに、社長が手がけた心を思い、その下で働く幸せ
特養では、たとえば医者が病気ではなく人を看るように、
利用者の状態ばかりではなく、その人となりを看る心。
そんなことを改めて思いかえし、感謝でした。

およそ映画館らしくない外観のユーロスペース。
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109 とう・きゅう (=東急) オープン時は10時から9時まで。
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そうそうそれと。
天井の組子のなかに、格子が入っているのは室町以降
という、知ったかネタもいただいた(笑)
by elsur147 | 2012-02-09 23:52 | cinema | Comments(0)
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