夏期の奈良に着いた日は

西の京を過ぎて。若草山も見えなくなると
歴史をさらに遡っていく感覚。
現実から遁走していくようだ(笑)
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橿原ロイヤルホテルにチェックイン。
荷物をひろげたら夕方の4時近く。
ぶらりと橿原神宮へ行ってみた。
初代 神武天皇を祀ってあります。
独特の霊気が漂っていた(気のせい)
巫女さんの赤いハカマが印象的。
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第4代 懿徳(いとく)天皇陵
(現代 平成天皇は125代目)
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そうだ。畝傍山、登ってみよう(笑)
登り口まで遠い...
前を歩いている人は まぼろし?
誰もいなかったはずだがー
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いったい誰が好きこのんで(笑)
干からびた虫の死骸とハエが~
なにかに群がるハエの羽音、
普通じゃない音。きもちわるいぞー
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西に二上山。
南へ葛城山、金剛山と続く。
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北は大和国原と平城丘陵、のはず。
視界がちょっと...
夏の雲。
変容していく様を見ていると飽きない。
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東(正確には北東)耳成山。
耳成山頂は視界が聞かない。
おもしろいのは天香具山です。
唯一 視界の利く西に
畝傍山が見えるそうな。ふと
確かめてみたくなったけど。
畝傍山から真夏の徒歩は厳しい。
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下山して 畝火山口神社。
(うねび やまぐち じんじゃ)
山頂から山麓に移築され。
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山頂にあった記念碑は...
「かぎろひ」 誌が出たあとに
どなたかが直された?
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南山麓から見る畝傍山は。
なだらかな稜線はまるで
雄々し というより 愛おし。 女?
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二上山を眺めつつ。南へ向かっていくと。
えとね。南に向かって、右方向に二上山。
左手に畝傍山。つまり反対方向なんだけど。
明日香だと。折り重なって見えるんだよね。
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おや前方にモリモリが~
奈良のモリモリはたいてい古墳だってね(笑)
・第3代 安寧天皇陵
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・畝傍山 木立薄けど頼みかも 毛津の若子の籠もらせりけむ

毛津(けつ)
山背大兄王を次期天皇にと推していた
境部摩理勢(さかいべ の まりせ)の息子。
父ともども 甥(↑の)蘇我蝦夷に敗れ、
毛津は畝傍山が終焉の地となる。

薄い木立
摩理勢一族と山背大兄一族
存在の儚さを風刺したのかも。
by 「かぎろひの大和路」

今回もお世話になりました。
奈良に必携。あたしの読む地図。
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by elsur147 | 2010-08-09 23:00 | climatnara | Comments(0)

み雪ふる 越のしらやま 行き過ぎて いづれの日にか わが里を見む


by estrella
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